ホビット 思いがけない冒険
ホビットの冒険を読んだのは10年以上前になるので、ほとんどうろ覚えのまま、特に復習することも無く映画館に足を運んだ。ただ、ロード・オブ・ザ・リングと同じく三部作となると聞いてそんなに壮大な話だったかと首を傾げてはいた。いろんなところを膨らませたり、前シリーズとの勝手なリンクを張ったりすると、今度はファンが黙っていないだろうなと・・・。
- 作者: J.R.R.トールキン,J.R.R. Tolkien,瀬田貞二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/08/18
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そして、鑑賞後の第一印象は「長い」である。ただ原作の世界観の踏襲(結果的には前シリーズとの統一感)は考えられていて、思っていたような違和感は抱くことが無かった。シネマハスラーでのレビューを聞いていろいろと思い出してきたのだが、追補版や終わらざりし物語で初めて触れることのできる、言わば裏設定のような部分まで取り入れられている。そうして初めてこれだけのボリュームにしているピーター・ジャクソンの力量に感心した。
そうすると次作でスマウグを退治して、次々作では種族入り乱れての戦争が描かれるという感じだろう。悪いエルフとかどんな風に登場するのかちょっと楽しみであったりする。今回のようにサウロンの復活(確かガンダルフが少しいなくなるはず)や裏設定も絡めてボリュームアップしていくのだろう。
そうそう、茶色のラダガストさんとその仲間たちには少々奇異な感じを受けたことは付け加えておこう。あと、許容範囲ではあったけど、なぞなぞ合戦は実写化すると予想通りにビルボが卑怯すぎる(あれでゴクリを殺していたら、主人公にはなりえないくらい極悪)。
- 作者: J.R.R.トールキン,瀬田貞二,田中明子
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2003/12
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- 作者: J・R・R・トールキン,クリストファ・トールキン,山下なるや,John Ronald Reuel Tolkien
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
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