SASAKA's Memo

消費したものや感じた事のメモです。

2015-01-01から1年間の記事一覧

火花

遅ればせながら話題作をkindleにて読了。 芸人の20代から30代のいわゆる下積み生活が非常にリアルに感じられる筆致には単純に脱帽。無論「僕」は又吉自身の投影であろうが、師匠である「神谷」は何となくメッセンジャーの黒田を被らせながら読んでいた。「真…

ラブライブ! The School Idol Movie

映画の日、1100円なら良いかという感じで鑑賞。さすがにもう客席はまばら。 2ndシーズンで「この9人でなければμ'sじゃない」と活動終了を決めたはずが、「School Idolを盛り上げるため」になぜか海外でのライブへ。帰国するとすっかり有名人になっており、そ…

イニシエーション・ラブ

堤幸彦監督がイニシエーション・ラブを映像化するということで、どうせトンデモな出来になるんだろうと思いつつ、原作も特に目新しい小説だった訳でないし、でも未見で批判するのは嫌だし等とウジウジしながら劇場予告編を3−4回観たと思う。松田翔太が普通に…

セッション

町山さんの2014年度2位の映画ということで、前々から楽しみにしていた本作をようやく鑑賞。 デミアン・チャゼル監督が脚本に携わったという「グランドピアノ 狙われた黒鍵」は以前に観ていて、あの脚本からアカデミー賞候補にまでなるなんて大した成長だなと…

寄生獣 完結編

前編を観て山崎貴監督にしては原作の雰囲気を踏襲しているな(愛はないものの…)と思っていたが、後編でやっぱりやってくれたという感。 最大の問題はやはり放射性物質の問題であろう。映画で訴えたいテーマがおそらく無いであろう山崎貴氏が、放射能問題に…

ラブホテル進化論

様々な偏見に遭いながら研究を続けてきたであろう事を考えると賛辞を送りたい。 どのような角度から対象に迫るかは研究者本人の趣味嗜好や興味に依存するところではあるが、ホテルの利用者(客)からの視点が不足しているように思えた。どのような基準でホテ…

マリファナも銃も馬鹿もOKな国 言霊USA

相変わらずの町山節を堪能。右vs左や陰謀論に取り付かれたアンチ体制の問題など日本と共通する問題も多いが、それが人種や宗教に絡んでいて規模や結末が桁違いなところがアメリカの面白いところだ。 Columbusingが「他人のものを見つけたと言い張ること」 マ…

キサラギ

伏線回収系の話が好きだと話したところ、知人から強く薦められてレンタル視聴。 結論:彼女とは友達になれそうもないわ。 まず、伏線の回収というより後付けの強引な設定ばかりだったように感じたのが一番。例えば、亡くなったアイドルの追悼会に集まった5人…

桐島、部活やめるってよ

町山智浩氏の話を視聴以来、映像化作品と原作を比較するのが面白くなっているので、朝井リョウ氏の作品を初体験。 原作は比較的桐島の存在感は希薄で、直接的に影響を受けるバレー部の章以外では言及自体も少ない。テーマもそれぞれの章で多様である。もちろ…

鹿の王

本屋大賞を受賞したことを受けてKindle版を購入。 上橋菜穂子氏の著作は初めてだったので、その重厚な世界観には率直に驚いた。特に科学的考証と独自の世界観の融合のバランスが絶妙で、過去に実際にこのような国があったのではないかと感じられるほどだ。あ…

映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~

B級グルメサバイバル、逆襲のロボとーちゃんと秀作が続いたので、少しハードルが上がってしまっていたのかもしれないが、残念ながら期待値には届かなかった。 前回の「父親とは何か」から「家族の団結」がテーマとなっている。メキシコ赴任が決まって勝手に…

ゼロの焦点

何度も映像化されているので、大まかなあらすじや犯人は知っていたものの、改めて読了。 慎ましやかでありつつも、積極的な行動で犯人に迫る主人公が戦後の女性としての価値観を体現しているように感じられ、前世代の戦争に翻弄された女性としての犯人との対…

点と線

時刻表物の先駆にして最高傑作のひとつとされる本作はさすがの一言。 トリックに焦点が当てられがちだが、夫の愛人を公認しつつも嫉妬を覚える病弱の妻や、その愛人を商売のために殺害する夫など、人の暗部の描写が実は恐ろしい。しかもそれらは当事者によっ…

スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号

昨年の平成ライダーvs昭和ライダーに続いて、どうやって仮面ライダー同士のバトルを作るのかと考えた結果、めちゃくちゃになった印象。このくらいの心意気でタイムパラドックス物に手を出したらダメだ。収拾がつかなくて、ダメさに言及しようが無いほど(そ…

マーケット感覚を身につけよう

組織や規制の内側で変化を恐れるよりも、市場に出て変化を楽しめる側になるべきである。そのために必要な能力のひとつが、市場での価値に気づくことの出来る「マーケット感覚」であるという主張。 一方、その「マーケット感覚」という能力を誰でも訓練によっ…

ベイマックス

3Dの吹き替え版を鑑賞。3Dと認識していなかったので100円取られてしまった。 サンフランソウキョウって何だよと思っていたが、そんな想いは絵の説得力に早々と吹き飛ばされてしまう。鳥居のデザインの取り入れられたゴールデンゲートブリッジ、路面電車と張…

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

ベネディクト・カンバーバッチがまたもや天才、いや異才を演じた映画。 その演技は確かで、見事に人間らしくない部分と大多数の人と同じ部分を的確に表現し、場面によってその比重を上げたり下げたりしているのを存分に楽しめた。まさに彼は人間なのか否か、…

映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記

やはり新作は楽しい。リメイク版はなんだかんだ言って過去作と比べてしまうし、大まかなストーリーも頭に入ってしまっているので余計なところに目が行ってしまう。それに過去作は感性豊かな子供の頃に観たのだからそのハードルはなかなかに高い。 しかし、本…

「意識高い系」という病

いろいろなメディアに掲載された著者の過去の記述をまとめたということで、ちぐはぐなモザイク画のような印象。意識の高い若者を上げたり下げたり、「意識高い系」と「意識高い系(笑)」を突如区別してみたりと主張も一環していないように感じられた。結局…

映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪

シナリオといい、絵といい、全体的に大味なつくりと感じてしまった。 カーニバルと言うことで各プリキュアシリーズによるステージが順番に披露されるがCGはごく一部、Mステ風のやりとりも間が抜けていて(それを狙ったのかもしれないが)、カーニバル感が全…

幕が上がる

特にももクロのファンという訳ではないが、5人の名前や色、これまでの経歴を知っているくらいのNegiccoとバニラビーンズのファンが「幕が上がる」を鑑賞。 本広克行監督には散々やられているので、斜め目線からの楽しみ方ができれば良いと思っていたが、「幕…