ベイマックス
3Dの吹き替え版を鑑賞。3Dと認識していなかったので100円取られてしまった。
サンフランソウキョウって何だよと思っていたが、そんな想いは絵の説得力に早々と吹き飛ばされてしまう。鳥居のデザインの取り入れられたゴールデンゲートブリッジ、路面電車と張り巡らされた電線網、ネオンきらめく坂道など、一見して何か楽しいことが起こりそうと感じてしまうのだ。
そしてその期待を裏切ることなく、物語は進んでいく。兄のサポートによる主人公の成長とその兄の死、自身でその憎悪を乗り越える主人公と、まさにストーリーテリングのお手本のような映画で、アクションもしっかりと描かれる。憎しみにまみれた悪役に対して、赦しを悟った主人公がしっかりと勝利する。
後に仲間となる4人のキャラクターと武器を紹介するシーケンスと、ビッグヒーローシックスとしてトレーニングするシーンは出来そうでなかなか出来ないさりげなさだ。一度敗れた相手に最後はなぜ勝てたのかというロジックがしっかりあるのが良い(本来普通のことだけど)。
文句なく素晴らしいアクション活劇。
以下箇条書き。
- 主人公が何でも作れて万能すぎる。
- 自分の技術を悪用される訳だが、弱点をついたり強化版を作ったり出来るのでは?なぜ戦闘用でないベイマックスを無理やり改造したのか?
- 最後の6人がポージングしている絵に出てくる「ベイマックス」のタイトルはミスマッチで興ざめ。
- クレジット後の「スタンリー・リー」ギャグ5億点!
- 短編「愛犬とごちそう」観て汚いとかいうヤツなんなの?